ヴィンテージウォッチマニアには有名なブランド、アンジェラスのテーブルクロックです。
説明不要かもしれませんが、アンジェラスはスイスの機械式時計黄金時代に、ヴァルジューやヴィーナス、ランデロン、またレマニア等の汎用ムーブメントに頼らず、高品質な自社製クロノグラフムーブメントで異彩を放ったメーカーです。

40～50年代のものと思われます。オリジナルの青焼き針に全アラビア・インデックスのトリチウム夜光です。文字盤から受ける印象はミリタリーの三針リストウォッチに近い感じで、この種のクロックとしては非常に貴重な個体です。
ムーブメントはもちろん手巻きの8日巻。現在快調に実用精度で動作しています。動作音も非常に静かで、今でも普通に常用出来る物です。私見になりますがジャガー・ルクルト製の8日巻に劣らないクオリティです。外観気になる傷や汚れも無く、総じてコンディションは上々かと思います。

非常にコンパクトながら全金属の機械式クロックはずしりとした重量感と精密な作りで、時計マニアはもちろん、多くのアンティーク雑貨好きの方にも納得して頂ける一品です。
サイズ 約7.5×7.5×2（cm）  重量 約215g